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2歳児に適したおもちゃとは?成長に合わせた子どもが喜ぶ手作りおもちゃ10選

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2歳児は1歳児に比べて身体的にも幼児らしい体つきに近づき、赤ちゃんらしさも徐々になくなっていきます。

よりダイナミックな動きや、より細かく指先を動かせることもできるようになり、自分でできることもだんだんと増えていくことが楽しい・嬉しい時期でもありますね。

そんな2歳児に適したおもちゃにはどのようなものがあるのでしょうか?

2歳児ってどのような成長がみられるの

2歳を過ぎる頃にもなると、身体面、情緒面、運動面ともに大きな発達がみられ、一人でできることもたくさん増えてきます。

自我が芽生える時期でもあり「自分でやりたい」ことに対して意欲的ですが、うまくできなくて癇癪を起したり、自分なりのこだわりに執着する姿もみられるため、「魔の2歳児」や「イヤイヤ期」といった言葉で表現されることもありますね。

早く走る・両足を揃えてジャンプする・ボールを蹴るといったダイナミックな動きや、水道の蛇口をひねる・10ピースほどのパズルができる・ストローで紐通しをするといった細かい手指の動きもできる子が増えていきます。

また、二語文を話すようになり、言葉での理解力も増していくため、自分の世界を少しずつ広げながら人との関わり方を学んだり、社会性を身に着けていく時期でもあります。

2歳児が好む行動とそれにつながる遊びとは

2歳児が好む行動とそれにつながる遊びとは

心も体も成長し、できることが増えていく2歳児が好む行動にはどのようなものがあるでしょうか?

2歳児の発達過程を理解し、どのようなことに興味・関心が向いているのかを観察することで子ども達にピッタリな遊びやおもちゃが見えてきます。

◎2歳~2歳半頃の子どもが好む行動とそれにつながる遊びの例

2歳~2歳半頃の子どもが好む行動 子どもが好む行動につながる遊び
蛇口をひねる 小麦粉(米粉)粘土
テーブルや棚にぶら下がる 鉄棒、運動遊び
段差のある所からジャンプする 巧技台、マット遊び
丸が描ける クレヨン、フェルトペン
指先を器用に動かす シール貼り、パズル、洗濯ばさみ、ファスナー
物を重ねたり、重なったものをバラバラにする 積み木、ブロック

◎2歳半~3歳頃の子どもが好む行動とそれにつながる遊びの例

 

2歳半~3歳頃の子どもが好む行動 子どもが好む行動につながる遊び
指先を器用に動かす ハサミの1回切り、ファスナー
ボタンを留める・外す ボタン、スナップボタン
またぐ・乗る 乗用玩具
全身を使った動き 曲に合わせてしゃがむ・歩く・ジャンプするといった動作を取り入れたリズム遊び、運動遊び
大人の簡単な真似をする ごっこ遊び

小型から大型まで!2歳児におすすめの手作りおもちゃ10選

小型から大型まで!2歳児におすすめの手作りおもちゃ10選

2歳児におすすめしたいおもちゃは手や指先をたくさん使って遊ぶものや全身を使って楽しむことができるおもちゃです。

ここでは指先を使った小型のものから全身を使う大型のものまで、2歳児におすすめの手作りおもちゃを10種類ご紹介します。

①おんぶひも

子どもは大人のことをよく観察していて、真似をするのが大好きです。

言葉でのやり取りやお友達との関わりがでてきたら「おうちごっこ」などのごっこ遊びを取り入れてみましょう。

お人形やぬいぐるみを赤ちゃんに見立てて、おんぶひもで抱っこやおんぶをしながら歩き回ったり、あやしたりして遊びましょう。

②紐通し

紐を使って行う紐通しには、指先で固定した紐に穴の開いたビーズやストローなどをひたすら通していくタイプのものや穴の開いた板やフェルトなどに方向を変えながら紐を通して編んでいくタイプなどがあります。

紐の太さや長さ、通すものの大きさやパターンによって難易度が上がってきますので、子どもの成長に合わせたものを選んでいくと良いですね。

動画では、タピオカ用の太めのストローに紐を通していくタイプをご紹介しています。

ストローを通した後は、ブレスレットやネックレスにしてごっこ遊びに利用したり、1本の長いものをたくさん作って焼きそばやラーメンなどに見立てて遊んだり、ポットン落としに使ったりとさまざまな遊びに展開していけると楽しいですね。

③洗濯ばさみ

指先の力をつけるのにおすすめなのが洗濯ばさみを使った遊びです。

洗濯ばさみをつける台紙は、汚れや破れから守るために画用紙で型を取った後は梱包テープでコーティングするか、ラミネートをして丈夫にしておきましょう。

洗濯ばさみはつまみの部分が広がってつまみやすいもの、強度を上げるためにバネがきつくなっているものなどがありますので、あらかじめ子どもの指先でも扱えるものかの確認をしておきましょう。

④牛乳パックでパカパカ

右手と右足、左手と左足を同時に動かしながら前進するという難易度の高い遊びですが、コツがつかめると足元を見なくても上手に歩けるようになります。

バランス感覚と手と足の協応を鍛える遊びで、地域によっては「ぽっくり」と呼んでいるところもあるようです。

⑤スポンジケーキ

手で触ったり握ったりしたときの感触やスポンジのカラフルさが目にも楽しいスポンジケーキです。

着色料たっぷりのカラフルケーキを食べさせるわけにはいきませんが、こんなスポンジケーキなら「どんな味がするんだろう?」とイメージを膨らませながらケーキ屋さんごっこやお誕生日会ごっこ遊びに取り入れることができますね!

100円均一で購入したトングやお皿と合わせて遊ぶと、本格的なケーキ屋さんごっこが楽しめますよ。

⑥牛乳パックと段ボールのキッチン

大人の真似が大好きな子どもにとって、ごっこ遊びは少し背伸びして大人気分を楽しむことができる楽しい遊びです。

想像力を働かせて、なりきって楽しむためには環境も整えてあげたいところ。

そこでおすすめなのが牛乳パックと段ボールを組み合わせて作ることができるキッチンです。

2つ〜3つ同じものを作って横に並べて空間を仕切ったり、角を作るようにするとコーナーを作ることもできるため、子どもたちも集中して遊ぶことができます。

⑦フェルトで食材作り

フェルトを利用しておにぎりやたこさんウインナー、卵焼きといった食材を手作りして遊ぶこともできます。

この場合、完成度は高いとはいえ「おにぎりはおにぎり」、「ウインナーはウインナー」の色や形をしているため、それ以外のものには成り得ないということが遊びの幅を広げるという点でデメリットになります。

子ども達の想像力、保育士の労力を考えると、1つのツールで何通りもの使い方ができる方が遊び方の幅が広がるためおすすめです。

この動画ではフェルトで抽象的な食材を作っているため、2歳の子どもたちがこれまで食べてきた食べ物やイメージしたメニューを作り出すことができる食材作りをしています。

曲げてみる、包んでみる、挟んでみるなど、想像力を働かせながら指先を使うことで2歳児に合ったままごと遊びを楽しむことができますよ。

⑧段ボールハウス

子ども達は思いっきり走り回ることができる広々とした解放感溢れる場所も大好きですが、意外にも狭い空間も大好きです。

保育所といった広々とした場所でたくさんのお友達と一緒に過ごすことも楽しいのですが、「自分だけの静かな空間で、包まれている感じが落ち着く場所」というのがあるとホッとできるひと時を過ごすことができますね。

そんな「自分だけの空間」を作ることができるのが段ボールハウスです。

大きな段ボールを使うのですが、段ボールの形状を生かした作りになっているため、作り方は意外と簡単です。

しかも、折りたたむことができるので保育所でも邪魔にならずに閉まっておくことができます。

何個か作っておくと、お家ごっこなどでも利用することができますね。

⑨牛乳パックの巧技台

牛乳パックで丈夫な巧技台も作ることができます。

1つの牛乳パックの中に、潰した牛乳パック5つを上下交互に重ねて入れます。

これで1個分になるので、同じものをたくさん作ってつなげていくと平均台や階段、ジャンプ台などの巧技台を作ることができます。

ポイントは、中に入れた牛乳パックの向きです。

牛乳パックの面の部分は潰れますが、側面の部分はとても丈夫になっているので大人が乗っても簡単には潰れません。組み合わせる場合には、向きに注意しましょう。

また、新聞紙を畳んで牛乳パックに詰めるという方法もあります。この場合、重みがあるので運ぶのが大変というデメリットもありますが、安定感はあります。

さまざまな巧技台を作って、サーキット遊びや運動遊びに利用してみてはいかがでしょうか。

⑩段ボール滑り台

子ども達が大好きな滑り台も段ボールで手作りすることができます。

2歳くらいになると滑り台も前向きで滑ることができるようになってきますね。

段ボール滑り台は室内で使うことができますので、天候が悪く外遊びができないときにも大活躍してくれますよ。

ポイントは何といっても強度を高めるために6枚程の段ボールを貼り合わせていることです。段ボールは厚みのあるタイプを使用すると良いでしょう。

梱包テープやビニールシートを貼り付けておくとトイレトレーニング中の子どもがお漏らししてしまっても安心です。毎日の消毒も可能になります。

収納する場合には立てておくことができるので、意外にも省スペースで済みますよ。

まとめ

身体面、情緒面、運動面と大きく成長していく2歳児。

さまざまなことに興味を持ち、「やってみたい」「できた」を繰り返したり、時には「できなかった」「くやしい」と挫折を味わうことも。

そんな子ども達の心身共に健康的な成長を促していくために、保育者は日々、子どもの発達や興味の対象を観察し、適切なおもちゃを与えていけるといいですね。

指先を使い、想像したり考えたりしてみる、体全体を思いっきり動かして遊ぶことができるおもちゃも身近な材料を使って手作りすることができます。

今回の記事では、2歳児の成長や好む行動、それにつながる遊びについてご紹介しました。

2歳児におすすめの手作りおもちゃの動画を参考にしながら、日々の保育に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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