ホーム コラム 紙粘土工作の効果やメリットは?保育で実践できる遊び方6選

紙粘土工作の効果やメリットは?保育で実践できる遊び方6選

保育園や幼稚園では紙粘土工作をすることもあるでしょう。こねたり丸めたりと手先を使うため、紙粘土には脳を活性化させる働きがあります。脳に刺激を与える遊びは知育に良いと言われているため、紙粘土工作は保育現場でも積極的に実践したい遊びのひとつです。

そこで今回は、紙粘土工作の効果やメリットなど基礎知識を詳しくご紹介します。また、保育アイデアや保育で紙粘土を使用する際の注意点も併せて解説するので、紙粘土工作を導入する際には、ぜひ参考にしてみてください。

紙粘土での工作が子どもに与える効果やメリット

粘土遊びが子どもに与えるメリットや効果はたくさんあります。効果やメリットをおさえ、活動が有意義なものになるよう「保育のねらい」をしっかりと立てましょう。

手先の運動で脳の働きが活性化する

粘土は、「つまむ」「たたく」「伸ばす」「丸める」など、手のひらや指をたくさん使う遊びです。手先から脳に刺激が伝わることで、脳の働きを活性化する効果があると言われています。脳の働きが活性化することで「意欲的に活動できる」「考える力や判断力が身につく」といった効果を期待できるでしょう。

また、手先の運動にもなるので、発達を促し細かい作業ができるようになるといったメリットもあります。

想像力が豊かになる

自分で想像した通りに好きな形を作り出せるのが、粘土遊びの良さです。粘土をいろいろなものに見立てて遊ぶ中で、想像力を育むことができます。

例えば、紙粘土を丸めてお団子を作ったり、自分をイメージしながら人の形を作って色を塗って遊んだりと、粘土を使用すればさまざまなものが作成できます。「ここをこうしたら、人間に見えるかな」「この形だと、車に見える!」などと考えながら作る中で、自然と想像力が豊かになっていきます。

科学的な思考力が養われる

粘土はただ闇雲にこねていても、何の形にもなりません。「どうすれば、こうなるのか」「この形を作るためには、どこをどうすればよいのか」といったことを系統立てて考える必要があります。

こういった経験を積み重ねることで、原因と結果を予測するという科学的な思考力も身につけることができると言われています。

情緒が安定する

子どもの情緒を安定させ、コミュニケーション能力を向上できるのも、粘土遊びのメリットのひとつです。粘土の手触りと、自分の思い通りの形に変形させることができるといった特性は、子どもに安心感を与えるといわれています。情緒が安定すると、他者との人間関係もスムーズに構築できるようになるでしょう。

また、「上手だね」「〇〇くんの作品はカブトムシに見えるね」などと自然に会話をする機会が増えることで、コミュニケーション能力も伸ばすことができます。

乳児クラスの保育で実践できるアイデア3選

紙粘土工作を保育に取り入れたいと考えている保育者は多いでしょう。紙粘土は室内で気軽にでき、子どもの発達を促すといったメリットがあります。ここではまず、乳児クラスの子どもたちでも楽しく遊べる保育アイデアを3つご紹介します。

鉛筆立て

鉛筆立ては、手先をまだ自由に使えない時期の子どもでも、簡単に作成できます。ビーズなどを使用する際には、子どもが口に入れないよう注意して見守りましょう。
【必要なもの】

  • 紙粘土
  • ビーズ
  • スパンコール
  • 鉛筆やペン(太めのもの)
  • 絵具

【作り方】

  • 紙粘土を良くこねる
  • 一つの大きな塊にして丸める
  • 鉛筆などを刺して穴をあける
  • ビーズやスパンコールなどで飾りを付ける
  • 紙粘土を乾かす
  • 絵具などで色を付けても◎

メモスタンド

父の日や母の日、敬老の日などで家族へのプレゼントにしても喜ばれる作品です。見た目がかわいらしいのに簡単に作成できます。

【必要なもの】

  • 紙粘土
  • クリップ
  • ビーズやスパンコール
  • 絵具
  • 色段ボールかお菓子用の紙カップ

【作り方】

  • 紙粘土を手の握りこぶし程度の大きさに丸める
  • 色段ボールを1~2cm幅に切る
  • 色段ボールを紙粘土の下のほうに一周させ、ボンドで留める
  • 紙粘土のてっぺんにクリップを垂直に差し込む
  • ビーズやスパンコールで飾りを付ける
  • 紙粘土を乾かす
  • 絵具で色を付ける

はりねずみ

秋や冬の時期にピッタリの、自然探検をしながら紙粘土遊びもできる楽しい工作アイデアです。ハリネズミの針として使用する木の枝は、子どもたちと一緒に探しましょう。また、ハリネズミ以外の動物を作成して動物園ごっこをしても楽しめます。

【必要なもの】

  • 紙粘土
  • 木の枝
  • 絵具
  • はさみ

【作り方】

  • 木の枝を2~3cmの長さに切る※固いため保育者が行う
  • 紙粘土に茶色や肌色の絵具を少量混ぜてこねる
  • 紙粘土をつまみ、耳や尻尾、鼻を作る
  • 体の部分に木の枝を斜めに差し込む
  • 紙粘土を乾かす
  • 絵具で目や鼻、口を描く

幼児クラスにオススメ!紙粘土を使った保育アイデア3選

幼児クラスは手先が器用になるので、紙粘土を使っていろいろな遊びができます。また、作品を使用してさらに遊びが展開できるものを作成すると、より楽しめるでしょう。

パン屋さん

紙粘土をパンに見立てて遊べる保育アイデアです。作ったパンは、お店に並べてごっこ遊びを展開しましょう。パン屋さんに関する本を読んで導入しておくとスムーズに作成できます。

【必要なもの】

  • 紙粘土
  • 絵具
  • パレット
  • クッキングペーパーやカゴ
  • パンを並べる台

【作り方】

  • 紙粘土をねじったり丸めたりして、パンを作る
  • 紙粘土を乾かす
  • 絵具で色を付ける
  • 絵具が乾いたら、クッキングペーパーに包んだりカゴに入れて飾る
  • パン屋さんごっこを展開する

風鈴

夏にぴったりの制作です。紙粘土で風鈴を作り、夏の訪れを感じましょう。風鈴の作り方はいくつかあるので、子どもが自分で選ぶようにすると個性豊かな作品に仕上がります。

【必要なもの】

  • 紙粘土
  • ゼリーのカップ
  • キリ
  • 絵具
  • ビー玉
  • 画用紙

【作り方1】

  • 紙粘土をこねる
  • ゼリーのカップの周りに紙粘土を付ける
  • 好きな形に整える
  • 紙粘土とゼリーカップの頂点に穴をあける
  • 紙粘土を乾かす
  • 絵具で色を付け柄を描く
  • 穴に紐を通し、先端に鈴を付ける
  • 画用紙を細長く切り、鈴と共に紐に付ける

【作り方2】

  • 紙粘土をこねる
  • 紙粘土を適度な大きさに伸ばす
  • 好きな場所にビー玉を付ける
  • 紙粘土に1箇所穴をあける
  • 紙粘土を乾かす
  • 穴に紐を通し、先端に鈴を付ける
  • 画用紙を細長く切り、鈴と共に紐に付ける

魚釣り

魚釣りを楽しめる保育アイデアです。海の生き物を作りクリップを埋め込むだけで、簡単に作成できます。重くならないよう小さめに作るか、軽い紙粘土を使用しましょう。

【必要なもの】

  • 紙粘土
  • 絵具
  • クリップ
  • 割りばし
  • 紐や毛糸
  • ストロー
  • 磁石
  • テープ

【作り方】

  • 紙粘土に絵具を少量入れて、海の生き物を作る
  • クリップを差し込む(少し出るようにする)
  • 紙粘土を乾かす
  • 絵具で目や柄などを描く
  • 割りばしに、紐や毛糸をテープで付ける
  • その上からストローを差し込む
  • 紐の先端に磁石を巻き付ける

保育で紙粘土を使用する際の5つの注意点

紙粘土工作は比較的安全な遊びですが、多少の注意点もあります。ここでご紹介する5つのポイントをおさえ、楽しく遊びましょう。

口に入れないよう注意する

粘土は手触りが良いので、こねているうちに口に入れたくなる子もいるでしょう。月齢が小さい0~2歳ごろの子どもと一緒に粘土遊びをする際には、口に入れないようしっかりと見守ることが大事です。

また、装飾品のビーズやスパンコールなども同様に、口に入れてしまう危険性があります。乳児クラスで紙粘土工作を行う場合は、2~3人ずつなど少人数で行うことで保育者の目が行き届くようになるでしょう。

粘土板を使用する

粘土で遊ぶ際には、机の上に新聞紙などを敷き粘土板を使用して遊びます。粘土は土台がしっかりしたところでないと、形を作りにくくなるためです。

空気を抜くためにたたいたり、力を入れてよくこねたりすることもあるので、粘土板で衝撃を吸収できるようにしておきましょう。

手や服についたら洗う

紙粘土は乾くとくっついて取れにくくなるので、髪の毛や服などに付かないように配慮しましょう。スモックがあれば着用し、髪の毛は結び、服の袖をしっかりと上にまくることも大切です。

髪の毛や服についたら早めに洗い落とします。友達につけたり、粘土を飛ばしたりして遊ばないよう事前にお話ししておくと落ち着いて作業できるでしょう。

絵本や歌で導入をする

紙粘土工作をする前には、どのようなものを作るかテーマを決め、テーマにちなんだ絵本を読んだり歌を歌ったりして、しっかりと導入をすることも大事です。導入を丁寧に行うことで、子どもの想像力がより豊かになりモチベーションも向上します。

やる気をもって自発的に活動に参加することで、粘土遊びのもたらすメリットをより効果的に享受できるでしょう。

「上手に」より「楽しく」を大切に

粘土遊びや紙粘土工作をする際には、作品の完成度ではなく作る過程を重視します。上手に作れることも大事ですが、楽しく活動に参加することが最も重要です。

上手にできなくても叱ったりやり直しをさせたりするのは、避けましょう。「ここに耳があったらもっとライオンに似るかな」「これは〇〇に見えるね」「上手にできたね」などと声かけしながら制作を進めると、やる気が高まり楽しんで活動に参加できます。

まとめ

粘土遊びには、「情緒が安定する」「脳の活動が活性化する」などさまざまな効果が期待できます。粘土遊びのねらいやテーマをしっかりと定め、配慮点に注意しながら保育を行いましょう。

紙粘土工作の保育アイデアはたくさんあります。保育で紙粘土工作を導入する際には、今回の記事も参考にしてみてくださいね。

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