ホーム コラム 保育士の転職理由をランキングトップ5でご紹介!環境を変える前に知っておきたいこと

保育士の転職理由をランキングトップ5でご紹介!環境を変える前に知っておきたいこと

現在勤務している保育園を転職したいと考えたとき、まず気になるのは「他の人はどんな理由で転職したのだろう?」という疑問でしょう。

また、今でこそ転職に対してポジティブに認識する企業や保育園も増えてきましたが、それでも転職や退職は後ろめたい気持ちになりますよね。

そこで今回は、保育士の転職理由をランキング形式で紹介していきます。自分と同じような理由で転職を考えた保育士がいるという事実は、大きな安心感にもつながるでしょう。

さらに、保育士が転職を考えて行動に移す前に知っておきたいポイントも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

1.保育士の転職理由をランキング形式で紹介

さっそく保育士の転職理由をランキング形式で紹介していきます。

とくに東京都福祉保健局が令和元年5月に公表した「東京都保育士実態調査報告書」では、転職理由(退職理由)が以下のようにまとめられていました。

東京都保育士実態調査報告書(令和元年5月公表)|東京都福祉保健局

出典:東京都保育士実態調査報告書(令和元年5月公表)|東京都福祉保健局

また、たくさんある転職理由の中でも特に多かった理由は以下のとおりです。

  • 第1位:職場の人間関係
  • 第2位:給料が安い
  • 第3位:仕事量が多い
  • 第4位:労働時間が長い
  • 第5位:妊娠・出産

おそらく上位の転職理由は共感できるようなものが多いのではないでしょうか。

それではそれぞれの転職理由について、もう少し詳しく解説します。

1-1.第1位:職場の人間関係

第1位:職場の人間関係

保育士は一緒に働く同僚だけでなく、園長や施設長などの上司、預かっている子どもの保護者などさまざま人との人間関係に気を遣う必要がありますよね。

しかし、中には相性の悪い保護者やハラスメントに近い言動や行動を取る上司などもいます。

さらには保育士同士で「いじめ」があったりする場合も事実として存在するのです。

このように日頃からたくさんの人と接していく必要のある保育士にとっては、人間関係が一度崩れてしまうと精神的にも肉体的にも苦しい状況となってしまいます。

また、最近では職場内だけでなくモンスターペアレントとも呼ばれている悪質な保護者も少なからずいるので、対応がしきれずに転職および退職を考えるという保育士も多くなっているようです。

とくに職場での人間関係は仕事をするうえで非常に大事な要素で、もし修復できそうにないくらい悪い人間関係となってしまっているのであれば環境を変えることも考えたほうがいいでしょう。

1-2.第2位:給料が安い

第2位:給料が安い

職場の人間関係に次いで多かった転職理由は、やはり給料の低さでした。

たとえば、東京都全体の平均年収は約600万円になっていますが、東京都の保育士における平均年収は345万円となっているのです。

ちなみに介護職も平均年収は370万円〜440万円となっているので、同様に低い水準であることがわかります。

このように保育士だけでなく介護士など福祉事業に携わる職員の給与はまだまだ低い傾向にありのです。

ただ保育士に限っては、スキルに応じて給与アップが見込める「キャリアアップ研修制度」が導入されるなど少しずつですが改善されています。

キャリアアップ研修を修了して新しい役職に就くことができれば、月額5,000円〜最大月額40,000円まで待遇を改善することも可能です。

したがって、現在の給料を少しでもアップさせたいと考えているのであれば、キャリアアップ研修制度を利用して、新しい役職になることも視野に入れておくといいですね。

1-3.第3位:仕事量が多い

第3位:仕事量が多い

保育士は単に子どもの世話をするだけが仕事ではありません。

保育以外にも以下のような仕事があります。

  • 各種イベントや行事の企画、準備
  • 保護者との情報共有および伝達

とくにほとんどの保育園では、運動会や発表会をはじめ毎月のように子どもたちの成長を促せるようなイベントや行事を開催することが多いです。

さらに開催するイベントや行事はすべて保育士が企画立案し、最後の片付けまで行います。

また、運動会や発表会などのイベントで園児に歌やダンスを披露してもらう場合、保育士が振り付けの指導してあげることになるでしょう。

その結果、イベントの企画立案・準備・後片付けだけでなく、歌やダンスなどの指導も保育士がすることになります。

加えて、保育士は常に保護者とコミュニケーションを取り、預かっている子どもの様子や体調面の変化など情報を共有することも大事な仕事です。

保育園に通っている子どもたちは、日中のほとんどを保育園で過ごすためその間の様子をできるだけ細かく保護者へ共有できるようにしておかなければなりません。

このように保育士は、単なる「保育」だけが仕事ではなく預かっている子どもたちの成長や健康に関わる職業として、複数の仕事をこなしていく能力が必要となります。

ちなみにどのような対策を行っても仕事量が改善されない場合は、そもそも預かっている子どもの人数に対して対応している保育士の人数が足りていない可能性もあるので、対応している保育士の人数にも気を配ると解決策が見つけやすくなるでしょう。

1-4.第4位:労働時間が長い

第4位:労働時間が長い

保育士自体の勤務時間は原則8時間勤務が基本となっていますが、実際はサービス残業や仕事の持ち帰りなどもあるため労働時間が長くなってしまう保育園が多いようです。

たとえば、各種イベントや行事の準備や保育以外の事務作業などは子どもたちが帰った後に残業として行うこともあります。

そのため、子どもたちが保育園にいる間は保育に専念し、合間の時間や子どもたちが帰宅したあとに事務作業や行事の準備などを行うため、実質労働時間が長くなるのです。

また、労働基準法によって労働時間が8時間を超える場合は、1時間以上の休憩時間が与えられる規則になっていますが、保育士は十分に休憩を取れることが少ないのも労働時間が長く感じる原因でしょう。

ちなみに上記のようにサービス残業があったり、休憩時間が十分に取れなかったりする保育園は「私立保育園」が多い傾向にあります。

なぜなら公立保育園に勤務している保育士は、公務員として扱われるため勤務時間や休憩時間、残業の時間などはしっかり管理されているのです。

ただ、最近は働き方改革などの影響により私立保育園でも残業が少ないところも増えてきています。

したがって、労働時間を重視して勤務したい方は、求人内容を確認して応募したり契約社員やパートなど働き方への考え方を少し変えてみるといいでしょう。

1-5.第5位:妊娠・出産

第5位:妊娠・出産

妊娠・出産をきっかけに別の職種へ転職したり退職したりしてしまう保育士はとても多いです。

大きな理由としては、「産休・育休が取りづらい」「子育てと両立するのが難しい」などの声が多い傾向にあります。

たとえば、産休・育休を取得したくても保育士不足でなかなか取得できない保育園はまだまだたくさんあり、保育士が保育士として復職できる環境が整っていない場合もあるのです。

このような現状のため、妊娠や出産を機に勤務時間の融通が利く職種に転職したり仕事自体をやめてしまう保育士が増えています。

ただ、ほとんどの保育士は「できれば保育士として復帰したいけど、どうすれば…」と思っている方が多いでしょう。

そこでおすすめなのが、国が用意している産休・育休制度をはじめ各種支援制度をうまく利用することです。

たとえ保育士だとしても支援制度を活用すれば、金銭面だけでなく子育ても両立できるようなサポートを受けることができます。

転職や退職をしたい方は別ですが、妊娠・出産をしても保育士として勤務続けたいと考えているのであれば、国が用意している制度を効果的に活用するといいでしょう。

2.保育士の転職はネガティブなことではない

ここまでで、保育士の転職理由をランキング形式に紹介してきましたが、多くの保育士は「転職って同僚や上司に迷惑がかかるからな…」と思ってしまう方も多いです。

ですが、保育士の転職はネガティブな面だけではありません。

とくに保育士が転職を考えたときに注意すべき点は以下の2つです。

2-1.我慢しすぎるのはNG

すべての保育園というわけではありませんが、一部の保育園では先述したようなサービス残業があったり休憩時間がなかったりと過酷な労働環境になってしまっているところもあるでしょう。

このような状況下にいるのであれば、絶対に我慢はしないようにしてください。

保育士の方は真面目で子どものことを真剣に考える方が多いので、どんな状況であっても「子どもたちのために…」と思ってしまう場合もあります。

ですが、子どもたちにとって良い保育は、保育士自身が精神的にも肉体的にも良い状態でないとできません。

つまり、勤務している保育園での労働環境によって体調を崩したり精神的な疲れを感じているのであれば、別の保育園へ転職することも立派な選択です。

2-2.自分に合う環境に転職するのは問題なし!

保育園には公立保育園と私立保育園という区別以外にもさまざまな形態の保育園があります。

さらに私立保育園では、それぞれの保育園に運営方針が違うため業務内容な労働時間にも多少のズレがあるでしょう。

そのため、同じ保育士としての業務だとしても保育園ごとに特色や内容が異なり、人によって「今の労働環境って、ちょっとシンドいかも…」と悩むこともあると思います。

つまり、地域には特色の異なる保育園がたくさんありますので、自分が働きやすい保育園を探して勤務することは全く問題ない行動です。

勤務してからすぐに転職することは避けたほうがいいですが、自分に合った環境に身を置きたいという理由で転職することは決してネガティブなことではありませんよ。

3.保育士が転職を考える前に知っておきたいこと3つ

それでは最後に保育士が実際に転職を考えたときに知っておきたいことを3つ紹介します。

もちろん先述したとおり「自分に合った環境に身を置く」ことは、全く問題ありません。

ですが、保育士の労働環境を向上させるために用意されている制度や転職における労力などを知っておかないと次に繋がらない転職をしてしまうこともあります。

したがって、「転職しようかな…」と少しでも考えているのであれば、以下の3つは必ず考慮した上で転職を考えましょう。

3-1.「キャリアアップ研修」で待遇改善が見込める

まず1つめは、キャリアアップ研修制度の利用についてです。

先ほども述べたように保育士の転職・退職理由として「給料の低さ」というものがありましが、2017年からキャリアアップ研修を修了することで職務分野別リーダーと副主任保育士・専門リーダーなどの新たな役職が就けるようになりました。

その結果、新設された役職に就くことで以下のような待遇改善も見込めるのです。

職務分野別リーダー 月額5,000円以上の支給
副主任保育士 月額40,000円の支給
専門リーダー 月額40,000円の支給

参考:令和2年度における処遇改善等加算の運用の改善

したがって、給与の低さだけで転職を考えてるのであればキャリアアップ研修制度などの活用も視野に入れてから考えるといいでしょう。

3-2.産休・育休の支援制度は充実している

2つめに考えてほしいのが、産休・育休による支援制度はとても充実しているという点です。

先述したとおりた、とえ保育士であっても産休・育休制度をはじめ、産休後の復職までサポートしてくれる制度もしっかりと用意されています。

「妊娠(出産)したから保育士には復職できない…」と安易に考えるのではなく、用意されている制度をすべて利用したうえで復職ができるのかどうかを判断するほうがいいでしょう。

もちろん産休・育休が取得できないような労働環境であったり産休・育休を取得することにネガティブな風潮がある保育園であれば、妊娠・出産を機に環境を変えることも選択肢ではあります。

3-3.新しい環境に慣れるのはもっと大変

3つめは、そもそも転職によって新しい環境に慣れることは大変だという点です。

転職する先が別の保育園だとしても保育園ごとに方針が違うので、保育経験はあっても新たに業務を覚える必要があります。

つまり、労働環境を変えるということは新しい環境に適応していくことが必要になるため、最初の2〜3カ月ほどは慣れるまで大変であることが多いです。

さらに転職する先が保育園でない場合は、そもそも経験値がゼロになるので新卒で入社した状況と変わらないためより大変になるでしょう。

このように新しい環境を選んでいくことは今後のキャリアアップも見据えるととても大切なことですが、「環境を変える」ということはそれなりに大変であることも覚えておいてください。

4.まとめ:保育士は転職を決意する前に支援制度を確認しよう

今回は保育士の転職理由ランキングと転職に対する考え方と注意点まで解説をしました。

さまざまな理由で転職や退職をしてしまう保育士ですが、国が用意している支援制度やキャリアアップ研修制度などたくさんのサポートシステムがあることをぜひ知っておいてください。

もちろん転職することが悪いというわけではありませんが、利用できる制度があるのを知らないで転職または退職してしまうことはとてももったいありません。

とくに保育士は全国的にも人材不足に陥っているため、保育士の資格を持っている方は非常に貴重な人材と言えます。

そのため、転職や退職を考えたときは今一度この記事で紹介した制度や注意点を参考に次のキャリアへつなげられるような選択ができるようにしてみてください。

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