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物を使うゲーム遊びアイデア12選!保育に取り入れるねらいやメリット

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物を使ったゲーム遊びは子どもたちから人気の高い遊びです。通常の外遊びや室内遊びとは異なる面白さを味わえます。「遊びの種類を増やしたい」「新しい遊びで保育を盛り上げたい」と考えている保育者の方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、物を使ってできるゲーム遊び12選を紹介します。保育のねらいや遊びを展開する際のポイントも併せて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。遊びの引き出しを増やし、子どもたちとたくさん楽しみを共有しましょう。

物を使うゲーム遊びを保育に取り入れるねらい

物を使ったゲーム遊びを保育に取り入れる際は、まず「ねらい」を定めましょう。代表的なねらいには以下のようなものが挙げられます。

  • 友だちと楽しさを共有する中で協調性を育む
  • ルールのある遊びを通して、社会性を培う
  • 物の使い方やゲームの設定を理解し、適切に遊ぶ
  • 思いきり体を動かし、心身の成長を促す など

ねらいを定めることで、保育の指導計画が立てやすくなります。遊びの内容を決める前に、「何を学んでほしいのか」「何を成長させたいのか」を明確にしましょう。

物を使う遊びのメリット

物や道具を使った遊びをするメリットは主に2つあります。

  • 運動能力を養える
  • 脳の動きが活性化される

運動能力を養える

物を使って遊ぶことのメリットは、運動能力の促進につながることです。例えば、ただ園庭を走り回るよりも、鉄棒やジャングルジムなどを使用してサーキット遊びを展開する方が、体のさまざまな筋肉を刺激できます。

発達させたい部位を使用する遊びを展開することで、より効率的に運動機能の働きをサポートできるでしょう。

脳の動きが活性化される

脳の動きを活性化できるのもメリットのひとつです。道具を使用することで、体のあらゆる神経を刺激できます。また、神経が刺激を受けることで、脳の前頭前野にも良い影響がもたらされます。

前頭前野は、集中力や忍耐力を司る部位です。落ち着きが欲しいときや、集中力を高めたいときには、物を使った遊びを導入しましょう。

ゲーム形式の遊びのメリット

ルールのあるゲーム形式の遊びを行うことで得られるメリットは2つあります。

  • 考える力が育つ
  • 社会性を養える

考える力が育つ

ルールのある遊びを取り入れることで、考える力が育つのは大きなメリットです。「どうやったら勝てるのだろう」「どうしたらみんなで楽しめるのだろう」などと考えながら遊ぶことで、思考力や考察力が育まれます。

また、そういった力が育つことで、日々の様子も変わるでしょう。遊びの中だけでなく、学びの時間や友達との人間関係にも良い影響をもたらします。

社会性を養える

ルールのある遊びは、一人がルールを妨害してしまうと成り立たなくなります。そのため、ルールに則って遊ばなければなりません。遊びを通して自然と社会性を培うことができます。

また、「このルールはこうやって変えてみよう」「この方が面白いかもしれないよ」などと友達と話し合いをする中で、コミュニケーション能力も育むことができます。ルールのある遊びは、クラスの団結力を高めたいときや協調性・社会性を育みたいときに最適です。

保育におすすめの物を使うゲーム遊び12選

保育におすすめの物を使うゲーム遊び12選

保育園や幼稚園での保育に適した、物を使ったゲーム遊びを紹介します。クラスの子どもの様子や年齢に合わせてアレンジしてみてください。

しっぽ取り

しっぽ取りは、鬼ごっこをアレンジした遊びです。しっぽを取られないよう意識しながら、逃げたり攻撃したりします。しっぽを踏んだ際に滑りにくい素材のものを使用するようにしましょう。

【用意するもの】

  • 新聞紙やリボン、ひもなど

【遊び方】

  • しっぽをズボンの後ろ側に挟む
  • 動ける範囲を決める
  • 「用意スタート」の合図で、友達のしっぽを取りに行く
  • しっぽを取られた子は外に出て応援する
  • 時間になったらその場に座り、取ったしっぽの数を数える
  • 最後まで残った子の中で一番多くしっぽを取った子の勝ち

フラフープ送り

フラフープを順番に送っていくゲームです。チーム対抗戦なので、団結力や結束力の向上につながります。フープの大きさを変えたりボールを流したりと、アレンジをしても楽しめるでしょう。

【用意するもの】

  • フラフープ

【遊び方】

  • クラスの子どもたちを2~4チームに分ける
  • チームごと一列になり、隣の人と手を繋ぐ
  • 「用意スタート」の合図で先頭の人からフラフープをくぐり、次の人に送る
  • 一番早く最後の人までフラフープを送ったチームの勝ち

ドッジボール

ボールを投げて敵チームの人数を減らしていく遊びです。瞬発力や判断力を育めます。年齢の低いクラスでは、ボールを転がしてできる「コロコロドッジボール」にすると楽しめるでしょう。

【用意するもの】

  • 帽子
  • ボール
  • 線を引けるもの

【遊び方】

  • チームを2つ作る
  • チームごとに帽子の色を変える
  • 外野3人とジャンプボール1人を決める
  • それぞれの位置について用意する
  • 笛の合図でゲームを開始し、ボールを相手チームの人に当てる
  • ボールが当たった人は外野になる
    ※「内野に戻れる」というルールを設ける場合もある
  • 時間になったらその場に座る
  • 内野に残った人の多いチームの勝ち

宝探し

宝探しゲームの導入方法は複数あります。その中でも頭を使って楽しめる遊び方を紹介します。

【用意するもの

  • 宝物
  • 画用紙
  • 鉛筆

【遊び方】

  • クラスの子どもたちを、宝物を隠すチームと探すチームに分ける
  • 探すチームは離れた場所に移動し、見ないようにする
  • 隠すチームは宝物をしまう場所を決めて、宝物を隠す
  • 隠し場所にちなんだヒントを紙に書く
  • ヒントの紙をさらに別の場所に隠し、その場所に関するヒントを書く
  • この工程を2~3回繰り返す
  • 「用意スタート」の合図で探すチームが宝探しを始める
  • 保育者は見つけるまでの時間を計測する
  • 見つかったらチームを交代し、同じことを行う
  • 早く宝物を見つけたチームの勝ち

フルーツバスケット

クラス全員で遊べるゲーム遊びです。フルーツを描いたメダルやお面を手作りすることで、製作遊びも楽しめます。レクリエーションや保育実習におすすめです。

【用意するもの】

  • 画用紙
  • クレヨン
  • はさみ
  • リボン
  • ホチキス
  • 椅子

【遊び方】

  • クラスを3~5人ずつのチームに分け、チームごと担当のフルーツを決める
  • チームのフルーツを画用紙に描き、リボンをつけてメダルを作る
  • 椅子をクラスの人数より1つ少なくなるように用意する
  • 丸い円の形になるようにセットして、座る
  • 鬼を1人決める
  • 鬼が「りんご」「ぶどう」などとフルーツ(チーム)の名前を呼ぶ
  • 呼ばれたチームは立ち上がり、場所を移動して椅子に座る
  • 鬼も椅子に座る
  • 椅子に座れなかった人が次の鬼になる
  • 鬼が「フルーツバスケット」と言ったら全員が立ち上がり椅子を変える
  • 終わりのタイミングで鬼になっていた人の負け
    ※勝ち負けを決めなくても可

新聞紙遊び

新聞紙を用いた遊びです。ここでは、簡単にできる新聞紙じゃんけんを紹介します。ゲームを楽しんだあとは、ビリビリと破いて遊んだり、ごみ袋に入れておばけに見立てて遊んだりしても盛り上がります。

【用意するもの】

  • 新聞紙

【遊び方】

  • 2人組を作る
  • お互いに向かい合って新聞紙を広げてその上に立つ
  • じゃんけんをする
  • 負けた人は新聞紙を畳む
  • 繰り返し行い、新聞紙の上に立てなくなった人の負け

椅子取りゲーム

椅子取りゲームは、室内遊びの定番です。瞬間的に動かなければならないので、瞬発力や判断力も育めます。盛り上がってくると動きが大きくなる子もいるため、怪我がないよう広い空間を確保して行いましょう。

【用意するもの】

  • 椅子
  • 音楽をかけられるもの

【遊び方】

  • クラスの人数から1つマイナスした数の椅子を、外向きに丸く並べる
  • 子どもたちは、椅子の周りに円を描くように一列で並ぶ
  • 音楽が鳴っている間は歩き続ける
  • 音楽が止まったら、空いている椅子を見つけて座る
  • 座れなかった人は抜けて、友達の応援をする
  • 繰り返し行う中で、椅子を少しずつ減らしていく
  • 最後まで残った人の勝ち

沈没ゲーム

部屋の中を海に、マットやフラフープなどを船に見立てて遊ぶゲームです。運動遊びとごっこ遊びの両面を兼ね備えたような楽しさがあります。

【用意するもの】

  • マットやフラフープなど陣地を表現できるもの

【遊び方】

  • マットやフラフープ(船)を転々と置く
  • 保育者はサメになり、子どもたちは船の中で待機する
  • サメが「チョコレート」「ちんげんさい」などと「ち」から始まる言葉を言い攪乱させる
  • サメが「沈没」と言ったら、子どもたちは乗っている船から出て別の船に移動する
  • サメは子どもたちを追いかけ、サメに捕まった人は沈没したとして離脱する
  • 繰り返す中で船を少しずつ減らす
  • 最後まで残った人の勝ち
    ※勝ち負けを決めなくても可

輪投げ

輪投げは達成感や集中力を味わえるゲームです。また、輪投げの製作から行うことで、2倍楽しめます。

【用意するもの】

  • ペットボトル
  • 新聞紙
  • ビニールテープ
  • マーカー

【遊び方】

  • ペットボトルに水を入れ、外側に点数を書く
  • 新聞紙をひねった後に丸くし、ビニールテープで留める
  • ペットボトルを転々と置き、1m程度離れた位置から輪投げをする
  • 高得点を取れた人の勝ち

カードめくり

時間内にどれだけ多くのカードをめくれるかを競うゲームです。チームの団結力やコミュニケーション能力が試されます。大人数でもできるので、親子会やレクリエーションにもおすすめです。

【用意するもの】

  • 段ボール
  • 画用紙
  • のり
  • 帽子

【遊び方】

  • 段ボールの表に赤、裏に白の画用紙を貼る
  • 人数に合わせて10~40枚程度用意する
  • 赤と白のカードが同じ枚数になるように、床にカードを転々と置く
  • クラスを2チームに分け、チームごと帽子の色を変える
  • チームごとに赤と白どちらにするか、カードの色を決める
  • 「用意スタート」の合図でカードをめくり、自分のチームのカードの色にする
  • 終わりの合図で、各チームの色が表側に来ているカードが何枚あるか数える
  • カードの枚数が多いチームの勝ち

ペーパー芯タワー

ペーパー芯をどれだけ高く積めるか競うゲームです。集中力や手先の器用さが必要になります。少人数のチーム対抗戦にしても面白いでしょう。

【用意するもの】

  • ペーパー芯
  • 厚紙

【遊び方】

  • 一人ひとり(あるいはチーム)に厚紙とペーパー芯を配る
  • ぶつからないように間隔を開けて座る
  • 「用意スタート」の合図で、厚紙を挟みながらペーパー芯を高く積み上げていく
  • より高く積めた人の勝ち

袋の中身は何かなリレー

袋の中に何が入っているかを当てながら、次の人にバトンを繋いでいくゲームです。ドキドキやスリルを味わえます。

【用意するもの】

  • おもちゃなど

【遊び方】

  • クラスを2つのチームに分ける
  • チームごと2人組を作り一列に並ぶ
  • 数メートル離れたところに、中身の入った袋を置く
  • 「用意スタート」の合図で先頭の2人組が袋のところに行く
  • 袋の中に手を入れ、中身が何かを探る
  • 分かったらゴールに行き、保育者に答えを耳打ちする
  • 正解だったら次の2人組がスタートする
  • 不正解だったらもう一度スタート地点に戻り、列に並ぶ
  • 先に全員がゴールしたチームの勝ち

遊びを展開する際のポイント

物を使ったゲーム遊びを保育に取り入れる際は、押さえておきたいポイントが3つあります。ポイントを確認し、遊びを盛り上げましょう。

広い空間を確保する

物を使用するため、できるだけ広い空間を確保することが大切です。狭い空間で遊びを展開すると、隣の人とぶつかったりトラブルに発展したりする可能性があります。

「外でもできる遊びは、園庭を使用する」「遊戯室を借りる」「保育室の机や椅子を片付ける」などと臨機応変に対応して、思いきり体を動かして遊べる空間を確保しましょう。

十分に導入をする

遊びを展開する際は、導入が必要不可欠です。導入では以下のようなことを行います。

  • ルールの説明をする
  • 道具の使い方を教える
  • 注意点やタブーとなる行動を明確に伝える
  • 準備運動をして体をならす
  • 興味関心を持てるよう、声掛けをする

ドッジボールや宝探しなど、遊びの内容によっては、対象の遊びにちなんだ絵本を読むのも効果的です。「自分もやってみたい」「主人公のようになれるかな」といったように前向きな気持ちで取り組むことで、自然と学びが深まります。

遊びに参加しない子にも配慮する

活動には意欲的に参加する子もいれば、「やりたくない」「恥ずかしい」「怖い」といった反応を示す子もいるでしょう。やりたくないときは無理に活動に参加させる必要はありません。

できるだけ主体的に取り組めるように援助することが大切です。他の子どもたちが遊んでいる様子を見せたり、保育者が一緒に活動したりしながらサポートしましょう。

まとめ

物を使ったゲーム遊びは「考える力を育める」「社会性を培える」といった点がメリットです。遊びの種類は複数あるため、クラスの子どもたちの興味関心や発達の様子に合ったものを選びましょう。

また、保育を行う前に十分に導入することで、主体的に活動に参加でき、学びが深まりやすくなります。保育アイデアやねらい、遊びを展開する際のポイントを紹介した今回の記事もぜひ参考にしてみてください。

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