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お正月にちなんだ製作遊び12選!遊びのポイントやねらいも解説

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お正月は日本の伝統行事です。お正月にちなんだ製作遊びを導入したいと考えている保育士の方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、保育におすすめのお正月にちなんだ製作遊び12選を紹介します。

製作遊びのねらいや遊びを楽しむポイントも併せて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

お正月にちなんだ製作遊びのねらい

保育園や幼稚園で遊びを展開する際は、ねらいを定めて導入するのがポイントです。

ねらいをしっかりと設定することで、遊びの目的が明確になり保育計画が立てやすくなります。

ここでは、お正月遊びにちなんだ製作遊びを行う際の代表的なねらいを2つ紹介します。

お正月の意味や過ごし方を知る

お正月にちなんだ製作遊びをすることで、お正月の意味や過ごし方について知識を深めるのが主なねらいです。

お正月について口頭で説明しても具体的なイメージが沸かない子もいるでしょう。

遊びとしてお正月を取り入れることで、自然と興味関心が沸くようになり、楽しみながら知識を深められます。

幼少期にしっかりとお正月の意味や過ごし方を知っておくと、その後の生活の中でも役立つでしょう。

日本の伝統行事に興味を持つ

お正月は仏教が伝来した6世紀よりも前から存在していたと言われています。日本で最も長い歴史を持つ伝統行事です。

普段の生活の中でお正月に触れる機会は少ないため、興味や関心を持てないままお正月を迎えてしまうことも少なくありません。

しかし、遊びの中に伝統行事を取り入れることで、自然と興味関心を持てるようになります。

好奇心が高まれば、「他にも面白い行事はないかな」「この文化は日本にしかないのかな」といったように、自分たちの住む国に関する興味関心を持つきっかけにもなるでしょう。

日本の歴史や文化を勉強したり、世界の伝統行事を調べたりしてみても楽しめます。

お正月の製作遊びアイデア12選

お正月の製作遊びアイデア12選
比較的製作工程が少なく簡単なものが多いため、乳児クラスでも楽しめるでしょう。クラスの子どもの年齢や発達の状態に合わせて難易度を変更しながら展開してみてください。

コマ

乳児期の子でも安全に遊べるタイプのコマです。尖った部分がないため、怪我やトラブルのリスクが少なく、室内でも気軽に遊べます。

【材料】

  • 牛乳パック
  • ペットボトルのキャップ
  • ボタン
  • シール
  • セロハンテープ
  • はさみ

【作り方】

  • 牛乳パックの底を中心にして開く
  • 前後左右の開いた部分を5cm程度に切る
  • 角を落として丸くする
  • ペットボトルのキャップを真ん中に置き、セロハンテープで留める
  • 裏返して、真ん中にセロハンテープで留める
  • 牛乳パックの部分にシールで飾り付けをして完成

福笑い

福笑いはお正月遊びの定番ともいえる遊びです。作った後に福笑いをして楽しみましょう。自分に似せた顔を作ってみても盛り上がります。

【材料】

  • 画用紙
  • 台紙
  • 色鉛筆やマーカー
  • はさみ

【作り方】

  • 台紙に顔の輪郭を描き、色鉛筆で色をつける
  • 画用紙に顔のパーツを描く
  • 描いたパーツをはさみで切り取って完成

羽子板

羽つきはお正月遊びの一種で、木の板で羽をつく遊びです。羽を打ちそこなった際に墨で顔に落書きをするのが本来のルールとなっています。実際に羽子板で羽を打つのは難しいため、保育園や幼稚園で取り入れる際は、子どもの年齢や発達に合わせて難易度やルールを変更しましょう。

【材料】

  • 牛乳パック
  • わりばし
  • ティッシュ
  • 段ボール
  • 折り紙
  • シールなどの飾り付け用素材
  • クレヨンやマーカー
  • ビニールテープ
  • 布ガムテープ
  • はさみ
  • 輪ゴム

【作り方】

  • 牛乳パックを切り開く
  • 底と注ぎ口の部分を切り落とす
  • 牛乳パックの角を取る
  • 段ボールを縦25㎝、横8㎝に切る
  • 段ボールの半分より右に割り箸を置き、布ガムテープで固定する
  • 段ボールを縦半分に折り、布ガムテープで巻きつける
  • 牛乳パックを裏返し、持ち手を布ガムテープで貼り付ける
  • 牛乳パックを真ん中で折り、開いている部分をビニールテープで留める
  • 羽子板に絵や模様を描き、シールなどで飾り付ける
  • 折り紙に丸めたティッシュを入れる
  • 輪ゴムで固定して完成

かるた

他の人より早く取れたときの達成感が楽しいかるた遊びです。かるたは、ひらがなを覚え始める年齢の3~5歳児に適しています。乳児クラスで展開する際は、絵を大きく描いて対応しましょう。

【材料】

  • 画用紙
  • 定規
  • はさみ
  • 鉛筆
  • クレヨン
  • マーカー

【作り方】

  • 画用紙3~4枚に定規で線を引き92枚に分ける
  • 線の部分をはさみで切る
  • 絵札の右上に、マーカーでひらがな50音を一文字ずつ書く
  • ひらがなの周りを丸で囲む
  • 余白の部分に文字に関連した絵を描く
  • 読み札に、絵と文字を書いて完成(例:「いちごを食べる」「大きなおにぎり」など)

おみくじ

お正月の初詣で親しまれているおみくじにちなんだ遊びです。運勢を占って楽しみましょう。

【材料】

  • お菓子の空き箱
  • ストロー
  • 画用紙
  • セロハンテープ
  • はさみ
  • キリ
  • マーカー

【作り方】

  • 赤い画用紙をお菓子の箱の大きさに切る
  • 上下の部分にも画用紙を貼り付ける
  • おみくじを出す口の部分を決めて、直径1cm程度の丸を書く
  • 丸の部分にキリで穴を開け、はさみ(またはカッター)できれいに切り取る
  • ストローをお菓子の箱の長さより若干短くなるように切る
  • 画用紙を2cm×3cmの大きさに切る(5~6枚程度)
  • 画用紙に「だいきち(大吉)」「きち(吉)」など運勢を書く
  • セロハンテープでストローの端に貼り付ける
  • ストローを箱の中に入れて完成

凧あげも冬に楽しめる遊びのひとつです。購入した凧だけでなく、自分で作った凧をあげることもできます。

【材料】

  • ビニール袋
  • A4サイズの紙
  • 画用紙
  • ストロー(折れ曲がらないもの)
  • たこ糸
  • 定規
  • はさみ
  • 油性ペン
  • はさみ
  • セロハンテープ
  • 穴あけパンチ

【作り方】

  • A4の紙を12等分になるように折る
  • 横向きに置き、一番上の折れ線の左右に点をつける
  • 上の辺と下の辺の左端・右端の折れ線に点を付ける
  • 点と点を定規でつなぎ六角形を描く
  • 線に沿って切る
  • ビニール袋に紙を乗せ、動かないようにセロハンテープで軽く留める
  • ビニール袋をA4の紙と同じ形に切る(凧)
  • ビニール袋の残りの部分で2枚の細長い帯を作る
  • 凧に帯をセロハンテープで貼り付ける
  • ストローを凧の一番長い縦の辺に2本貼り付ける
  • ストローをつなげて長くし、凧の一番長い横の辺に貼り付ける
  • 横向きでつけたストローのすぐ下あたりに、セロハンテープを付ける
  • セロハンテープの部分に穴あけパンチで穴を開ける
  • 穴から穴へタコ糸を通し、端を結ぶ
  • タコ糸の真ん中に、タコ糸を結び付けて2.5mくらいの長さで切る
  • 切ったタコ糸の端を、丸めた画用紙に巻き付ける
  • 凧に油性マーカーで絵を描いて完成

お手玉

感覚遊びにも適した、ビニール袋で作る水のお手玉です。ぷにぷにとした触り心地が癖になります。手が冷たくなるのが気になる場合は、手袋をしたり、ぬるま湯で作ったりして対応しましょう。

【材料】

  • ビニール袋3枚
  • 油性マーカー
  • 水、または、ぬるま湯

【作り方】

  • ビニール袋の口の両端を固結びする
  • 開いている中央の口の部分から水を入れる
  • 固結びした部分を2回結び口を閉じる
  • さらに2枚のビニール袋に入れて、口を結んで留める
  • ビニール袋に油性マーカーで絵を描いて完成

けん玉

けん玉の作り方は複数ありますが、その中でも簡単に作れる方法を紹介します。当たっても危なくない材料を使用するため、乳児クラスでも気軽に導入できます。

【材料】

  • 紙コップ
  • 毛糸
  • 新聞紙
  • はさみ
  • ビニールテープ
  • マーカー
  • シールなどの装飾小物

【作り方】

  • 毛糸の端を固結びする
  • 紙コップの外側の底にビニールテープで貼り付ける
  • 糸を適当な長さで切る
  • 紙コップの底と底を合わせてビニールテープで留める
  • 新聞紙をちぎり、卓球玉のサイズになるよう丸める
  • 丸めた新聞紙と糸の端を一緒にしてビニールテープで留める
  • 紙コップにマーカーで絵を描いて完成

だるま落とし

何度倒しても起き上がるだるまは、縁起物とされており、お正月にも深い所縁を持っています。お正月の製作遊びにも、だるまにちなんだ遊びを取り入れてみましょう。

【材料】

  • 段ボール
  • トイレットペーパーの芯
  • 画用紙
  • 新聞紙
  • のり
  • 布ガムテープ

【作り方】

  • 段ボールに画用紙を貼り付け、色をつける
  • 一つの段ボールは赤と白の画用紙を貼り、だるまの顔を描く
  • 新聞紙を丸めて筒状にする
  • 新聞紙とトイレットペーパーの芯をT字になるようにして固定し、布ガムテープを巻きつける
  • 段ボールを重ねてだるまを作って完成

門松

門松は生命力や長寿の象徴とされており、縁起物としてお正月に各所で飾られます。トイレットペーパーとラップの芯を使用すれば、手作りの門松も製作可能です。

【材料】

  • トイレットペーパーの芯
  • ラップの芯
  • 毛糸
  • 深めの紙皿やお菓子の箱など
  • 画用紙
  • 折り紙
  • はさみ
  • リボン
  • 両面テープ
  • 輪ゴム

【作り方】

  • ラップの芯1つとトイレットペーパーの芯2つに両面テープで黄緑か緑の折り紙を貼り付ける
  • ラップの芯とトイレットペーパーの芯の端を斜めに切る(竹)
  • 深めの紙皿やお菓子の箱(土台)に両面テープをつけ、茶色の毛糸を巻きつける
  • 土台に竹を入れる
  • 緑の毛糸を土台よりも3cm程度長く切る
  • 10~20本程度ずつ輪ゴムで留める
  • 土台の開いているスペースに輪ゴムで留めた毛糸を差し込む
  • 金色の折り紙をジャバラ折りして扇子を作り、毛糸の上に乗せる
  • 赤と白のリボンを土台に巻きつけて完成

だるま

何度倒しても必ず起き上がるだるまを再現した、ゆらゆら揺れるだるまです。製作工程が簡単なので、乳児クラスでも気軽に導入できます。

【材料】

  • 画用紙
  • 紙皿
  • クレヨン
  • 折り紙
  • コンパス
  • はさみ
  • のり

【作り方】

  • 赤い画用紙にコンパスで直径10cm程度の円を描く
  • 線に沿って丸く切る
  • だるまの顔の形に画用紙を切り、赤い画用紙にのりで貼り付ける
  • クレヨンで顔を描く
  • 金色の折り紙を適当な大きさに切り、体の部分に貼る
  • 紙皿を半分に折り、左右の端を1cm程度切り落とす
  • 紙皿の半面にのりをつけて、だるまの下側に貼り付けたら完成

絵馬

絵馬は神様へお願い事をする際や、願いが叶ったお礼に奉納するものです。保育園や幼稚園でも画用紙を使って簡単に製作できます。子どもたちのお願い事を書いて飾り、お正月の雰囲気を楽しみましょう。

【材料】

  • 画用紙
  • 穴あけパンチ
  • 毛糸
  • マスキングテープ
  • マーカーやクレヨン
  • はさみ

【作り方】

  • 横長の五角形になるよう画用紙を切る
  • 上の2辺に茶色のマスキングテープを貼る
  • 頂点の部分に穴あけパンチで穴を開ける
  • 15cm程度に切った赤い毛糸を通して、端を結ぶ
  • 画用紙にお願い事や絵を描いて完成

獅子舞

日本にはお正月やお祝い事の際に、獅子舞を被って舞をする文化があります。獅子舞の壁面製作は様々な方法がありますが、ここで紹介するのは指スタンプの技術を取り入れた製作方法です。新しい技術を取り入れたいときに試してみてください。

【材料】

  • 画用紙
  • 絵具
  • お皿
  • クレヨンやマーカー
  • 折り紙
  • はさみ
  • のり

【作り方】

  • 土台となる画用紙を用意する
  • 緑の画用紙で獅子舞の体を、赤い画用紙で獅子舞の顔を作成する
  • 切った画用紙を土台にのりで貼り付ける
  • 少なめの水で溶いた白の絵具を用意する
  • 絵具を指に付けて、獅子舞の体に模様を描く
  • 絵具を乾かす
  • 獅子舞の顔をクレヨンやマーカーで描く
  • 金色やピンク、赤の折り紙を小さくちぎり、余白の部分にのりで貼り付けて完成

お正月の製作遊びを楽しむポイント

お正月の製作遊びを楽しむための大切なポイントを紹介します。製作遊びを始める前に確認し、遊びを盛り上げましょう。

導入で興味を引き付ける

製作遊びを急に始めるのではなく導入を行うことで、興味や関心が深まります。例えば、お正月をテーマにした歌を歌ったり絵本を読んだりする方法がおすすめです。

興味関心がないまま遊びを展開すると「先生に言われたからやっているだけ」「本当は製作遊びをせずに違う遊びがしたい」といった気持ちになってしまう可能性があります。

自発的に活動に参加することで、新しい気付きや知識の深まりを感じられるようになります。

事前に環境作りをする

机や服が汚れても良いように、スモックを着せたり新聞紙を机に敷いたりすることで、思いきり活動できるようになります。

また、作ったものですぐに遊べるようにしたい場合は、場所の確保も必要です。

例えば、「隣の保育室を借りる」「遊戯室を確保しておく」「公園に遊びに出かける」など、さまざまな方法で対応できます。

遊び方や遊ぶ場所のことも考えて、保育計画を立てましょう。

危険がないよう見守る

製作遊びでは、「どこまで子ども自身で作るか」といった点について、線引きが難しいことがあります。

あまり保育者が手を入れすぎると子どもの達成感がなくなってしまうため注意が必要です。

危ない工程はあらかじめ保育者が済ませて、パーツのひとつとして提供するようにしましょう。

また、乳児期~3歳児クラスで製作遊びをする際は、はさみやペンを使う際にしっかりと見守ることが大切です。

「友達の顔に向けない」「指を切らないようにする」といったように道具の使い方に関するルールも事前に伝えておきましょう。

まとめ

古くから大切にされてきた行事で、今でも毎年多くの方に親しまれています。

子どもたちがお正月に興味を持てるよう、製作遊びを導入しましょう。お正月にちなんだ製作遊びは複数あります。

おすすめの遊びを紹介した今回の記事もぜひ参考にしてみてください。

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