ホーム コラム 保育園に備えるべき防災グッズとは?子どもの年齢別に必要なものを紹介

保育園に備えるべき防災グッズとは?子どもの年齢別に必要なものを紹介

たくさんの子どもたちを預かる保育園では、常に自然災害による避難や備えをしておくことはかなり重要です。特に内閣府の防災情報ページでは、以下のように記載されています。

「我が国は,その位置,地形,地質,気象などの自然的条件から,台風,豪雨,豪雪,洪水,土砂災害,地震,津波,火山噴火などによる災害が発生しやすい国土となっている。」
引用:1 災害を受けやすい日本の国土 : 防災情報のページ – 内閣府

このように日本は、世界各国と比較しても地震や台風などの自然災害による被害を受けやすい傾向にあるのです。つまり、いつどのタイミングで自然災害が起きても対処できるように、保育園側は常に備えておく必要があります。

そこでこの記事では、保育園が備えるべき防災グッズを子どもの年齢別に紹介します。また、防災グッズを用意するときの注意点や防災グッズ以外に備えるべきことも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

1.防災グッズは子どもの年齢に合わせて用意する

保育園で防災グッズを用意するときは、現在預かっている子どもたちの年齢に合わせたものを用意するようにしましょう。理由としては、子どもの年齢によって食べられるものや摂るべき栄養の多さが違うからです。

また、年齢の分け方としては、0歳〜1歳の「乳児クラス」と2歳〜5歳の「幼児クラス」の2グループに分けて準備します。

1-1.乳児クラス(0歳〜1歳)

0歳〜1歳の乳児クラスは、固形物がまだ食べられない子どもや液体ミルクが必要な場合多く、乳児クラス専用の防災グッズを用意しておきます。特に優先的に用意しておきたいものは以下の7つです。

  • 液体ミルク
  • 離乳食
  • 哺乳瓶
  • 使い捨てカイロ
  • 紙おむつ
  • おしり拭き
  • ビニール袋

災害時は、少なくとも3日分の食料や水を用意する必要があると言われています。したがって、預かっている子どもたちの人数を考慮して備えるべき量を考えておきましょう。また、乳児の場合は排泄などにも気を配る必要があるので、紙おむつや汚れ物を入れるビニール袋などは多めに準備しておいてください。

1-2.幼児クラス(2歳〜5歳)

2歳〜5歳の幼児クラスの場合は、乳児クラスの子どもたちと比べて固形物が食べられる子などが増えてくるため、最低限の栄養が摂取できる非常食を中心に準備します。幼児クラスのために用意しておくべき防災グッズは以下のとおりです。

  • 非常食(缶詰、レトルト食品)
  • お菓子(チョコレート、キャンディ)
  • 保温性の高いブランケット
  • ビニールシート

保育園に通っている子どものほとんどが幼児クラスの場合が多いため、非常食やお菓子、水など子どもたちがしっかりと栄養を摂取できるようなものを中心に用意しておきましょう。特に缶詰やレトルト食品だけでなく、効率よく糖分を摂取できるお菓子類もバランス良く準備することも心がけてください。

2.防災グッズを用意するときの注意点4つ

防災グッズを実際に用意するときは、前述した防災グッズ以外にも注意するべき点が大きく4つほどあります。

  • 非常食や生理用品は多めに備えておく
  • 火器を扱うものは極力避ける
  • 災害時の各種チェックリストを用意しておく
  • 子どものアレルギー状況を把握する

2-1.非常食や生理用品は多めに備えておく

先ほども少し述べましたが、乳児クラスと幼児クラスの防災グッズを用意するときは非常食や生理用品を多めに備えておくようにしてください。特に避難中は普段と比べて十分な食事ができなくなるケースが多いです。

そのため、避難中に栄養がしっかり摂取できず風邪をはじめとする、感染症などにかかってしまうことがあります。したがって、子どもたちの免疫力と生存力を高めるためにも離乳食や缶詰、レトルト食品などの非常食は十分に用意しておきましょう。

さらに避難中はトイレや手洗いなどもしにくくなるため、簡易トイレや紙おむつ、ウェットティッシュなども非常食と同じくらい多めに準備します。

2-2.火器を扱うものは極力避ける

非常食の中には、温めるだけで簡単に調理できる商品も多数あります。そのため、ガスコンロやボンベなど火器を用意したいと考えることもあるでしょう。

しかし、家族や少人数での避難であれば問題ありませんが、保育園児全員の避難となると全員に目が行き届くとは限りません。したがって、避難用の防災グッズには火器を極力入れないようにしましょう。

ただし、真冬のように体温を保っておくことが重要になる季節の場合は、簡易的な暖房器具として入れておくのは問題ありません。防災グッズを用意するタイミングによって臨機応変い対応するようにしてみてください。

2-3.災害時の各種チェックリストを用意しておく

ここまで解説したように災害時を想定した防災グッズや注意点は、かなり多いです。そのため、事前に保育士同士が確認できるようなチェックリストを用意しておくようにしましょう。

例えば、非常食の数や種類を把握できるチェックリストや生理用品など生活に必要なもののチェックリストのように用意した防災グッズの種類によってチェックリストを分けることで、保育士同士で情報共有など連携しやすくなります。

また、子どもたちが全員いるかどうか確認できるように簡易的な名簿なども用意しておくとさらに安心でしょう。

2-4.子どものアレルギー状況を把握する

先ほど防災グッズを用意するときは、非常食や生理用品を多めに準備したほうが良いと述べましたが、非常食によっては卵や小麦粉などアレルギーの原因となる成分が含まれているものもあります。

特に災害時など十分な食事が摂れないときほど、アレルギーの発症はかなり危険です。したがって、前述したチェックリストに子ども一人ひとりのアレルギー情報も記載しておきましょう。

また、あらかじめ子どものアレルギー状況を把握しておくことで、用意する非常食もアレルギーの原因となる成分がないものを選べるようになるのでおすすめです。

3.保育園が防災グッズを備える以外にするべきこと3つ

最後は防災グッズ以外に保育園側が備えておくべきことを紹介します。災害時に備えて防災グッズをしっかり用意することはとても重要なことですが、防災グッズを用意する以外にも備えることはたくさんあるので、ぜひ実践してみてください。

3-1.保育士は避難経路を常に把握しておく

1つめは、避難経路の把握です。保育士は災害時に子どもたちを安全な場所へ誘導することが重要になります。そのため、日頃から避難経路の確認をするようにしましょう。

ほとんどの保育園や教育施設では、年間に1回程度しか防災訓練は行いませんが、避難経路の把握は常に行うことをおすすめします。なぜなら、災害時は子どもだけでなく大人も冷静でいることが難しいです。そのような状況では、正しい避難経路に誘導できない可能性もあるでしょう。

したがって、子どもたちを預かっている立場にある保育園側は、子どもたちを安全に避難させられるように備えておく必要があります。また、ハザードマップなども園内に必ずおいて置くようにしてください。

3-2.職員同士で避難させるクラスを決めておく

ほとんどの保育園では、子どもの年齢に応じてクラスを分けているところが多いです。そのため、災害時にどの保育士がどのクラスを避難誘導させるかという役割もしっかりと決めておきましょう。

役割を決めておくことで、突発的な災害時でも自分が何をするべきなのかが明確になるため、パニックにならず安全に誘導できるようになります。一方、役割を決めておかないと災害時に自分は何をすればいいのか考えながら動かなくてはならなくなり、避難するスピードや判断力が鈍くなってしまう可能性もあるでしょう。

このような理由から事前に職員同士で、災害時の役割を明確に決めておくことはかなり有効であると言えます。

3-3.日頃から避難訓練をさせる

先ほども少し述べましたが、避難訓練は年間に数回しか行わない保育園や教育機関が増えています。そのため、いざというときにどのように行動をするべきなのか分からなくなってしまう子どもや保育士は多いです。

また、避難訓練をしても機械的な誘導で済ませてしまうところもあるので、避難訓練は必ず本番と同じような気持ちを持つように職員および子どもたちに伝えるようにしましょう。

災害に対して恐怖を覚えるような言い方は、そこまでする必要はないですが、日頃行う避難訓練がどれだけ重要なことであるかという点についてはしっかりと伝えておくようにしてください。

4.まとめ:保育園では常に最悪を想定して防災グッズを備えましょう

今回は、災害時を想定して保育園側が備えておくべき防災グッズを子どもの年齢別に紹介しました。特に防災グッズをこれから準備するときは、保育園で預かっている子どもたちの人数やアレルギー状況などあらゆる情報をすぐに確認できるようにした上で、備えるようにしましょう。

また、防災グッズを準備すること以上に普段からどれだけ突発的な災害に対応できるかが重要です。そのため、避難訓練を行うときは本番を想定した内容で行うように心がけるようにしてください。

ちなみに本文で紹介した防災グッズは、優先的に用意すべきグッズに厳選して紹介したため、あくまでも必要最低限のものになります。実際に用意するときは、「抱っこ紐」や「救急用グッズ」など万が一の状況を十分に検討するようにしましょう。子どもたちを預かっている保育園は、常に最悪を想定して子どもたちに接することを忘れないようにしてください。

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