ホームコラム「スポーツの日」を保育士が子どもたちに分かりやすく教える3つの方法を紹介!具体的な過ごし方も解説します

「スポーツの日」を保育士が子どもたちに分かりやすく教える3つの方法を紹介!具体的な過ごし方も解説します

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日本にはさまざまな祝日がありますが、「スポーツの日」を正しく子どもたちに教えることはできるでしょうか?

普段から意識して意味を理解しておかないと「子どもに急に聞かれて動揺してしまう」ということもありますよね。

そこで今回は、保育士が子どもたちに「スポーツの日」を分かりやすく教える方法いくつかご紹介します。とくに最近は東京オリンピック2020も開催された影響もあり、スポーツをはじめる子どもも増えてきているので、この機会に正しい知識を身につけておきましょう。

この記事を読むことで、保育園に通っている子どもたちに「スポーツの日って何?」と聞かれても即答できるようになります。

1.そもそも「スポーツの日」とは?

スポーツの日は、10月の第2月曜日です。

今年はオリンピック開催だったために、2021年の特例措置として、7月23日(金曜日)オリンピック開会式当日に祝日移動となりました。

2022年10月10日(月曜日)になります。

東京オリンピック2020が開催されたことで、多くの人が「スポーツの日」を祝日として認識していますが、実は2019年以前までは異なる名称で呼ばれていた祝日です。

1-1.2020年まで「体育の日」と呼ばれていた

スポーツの日と名称が変更される前は、「体育の日」という名称が定められていました。ほとんどの保育士は、この体育の日という呼び名のほうがしっくりくる方が多いのではないでしょうか。

また、この体育の日は1964年に日本で初めて東京オリンピックが開催されたことを記念して定められた祝日で、2020年に2度目の東京オリンピックを開催することを理由に体育の日からスポーツの日へと名称が変更されました。

さらにこの体育の日からスポーツ日へと名称が変更されたことは、単に呼び名が変わっただけではありません。「スポーツの日」という名前の由来にも明確な理由があります。

1-2.スポーツの日という名前の由来は「楽しさ」

2019年より以前までに定められていた「体育の日」は、学校の授業科目にも取り入れられている体育科目と同じ意味を持っています。したがって、身体を元気いっぱいに動かすことの喜びや楽しさというよりも‘‘教育’’という意味合いがかなり強かったのです。

しかし、本来であれば身体全体を使った遊びや運動というものは楽しいものですよね。そのため、教育としての意味合いよりも身体を動かすことを楽しむという意味合いを強めるために「スポーツ」が名称に採用されました。
参考:「国民の祝日について」|内閣府

2.「スポーツの日」を子どもたちに分かりやすく教える3つの方法

スポーツの日について正しい知識がイメージできたところで、実際に子どもたちへ「スポーツの日」を分かりやすく教える方法を3つご紹介します。
いずれの方法もすぐに実践できるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

2-1.方法①:身近な言葉に置き換える

子どもたちに分かりやすく伝える一番効果的な方法は、子どもたちの身の回りにある言葉に置き換えて教えることです。
例えば、突然子どもたちにスポーツの日について聞かれたときに「スポーツの日はもともと体育の日という名前で、東京オリンピックがきっかけで名前がスポーツの日になったんだ」と答えたとしましょう。

一見、先ほど解説したスポーツの日の名称は東京オリンピックをきっかけに変更されたということを伝えていて、全く問題ないように思えます。しかし、子どもたちにとって「体育の日」や「東京オリンピックがきっかけで」という部分が理解しづらいフレーズになっています。

したがって、子どもたちの言葉やイメージが膨らむような言い回しで教えてあげるようにするといいですね。例えば、「いつもお外で遊ぶの楽しいよね?そうやって身体をいっぱい動かして楽しむのがスポーツの日なんだよ」と伝えるとどうでしょう。一旦子どもたちに答えやすい質問を投げかけながらイメージのしやすい言葉を選ぶとかなり効果的です。

2-2.方法②:実際に体験させる

これはスポーツの日などの祝日に限らず、日本の伝統や文化のように目には見えないものを子どもたちに教えるときは「体験させる」ことがとても重要になります。年長さんや小学生のようにある程度自分で考えられるようになるまで成長していれば言葉だけでもいいのですが、ほとんどの子どもたちは実際に体験することで「楽しさ」や「うれしさ」という感情とともに学習させることが可能です。

つまり、子どもたちの疑問や好奇心に対して保育士は、単に口頭だけで意味や由来を教えるのではなく、子ども自身に体験させることが子どもたちの成長にも大きな影響を与えることができるでしょう。

とくにスポーツの日であれば、子どもたちと外で一緒に遊んであげたり身体を動かすゲームをしたりすると、楽しみながらスポーツの日がどんな祝日なのかを教えられます。

2-3.方法③:小さなイベント行事を開催する

先ほど述べたようにスポーツの日は、身体を動かすことの楽しさを育むための祝日です。したがって、スポーツの日にちなんだ小さなイベント行事を開催するのもおすすめです。

運動会ほど大規模にする必要はありませんが、子どもたち全員が身体を動かして楽しめるような行事を開催することでスポーツの日がどんな日なのかという点だけでなく、スポーツの日がいつ頃あるのかを同時に教えられることにも繋がります。

ちなみにスポーツの日になっている日にちは、2021年のみ東京オリンピック開催の関係で7月23日に移動していますが、本来は体育の日と同じ日の10月10日に定められているので注意してください。

3.「スポーツの日」は説明だけではなく体験させることが重要

国民の祝日を定めている内閣府のホームページによると、スポーツの日は以下のような意義で定められています。

国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律(平成30年法律第57号)が平成30年6月20日に公布され、国民の祝日である「体育の日」の名称が「スポーツの日」に改められ、 その意義は「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」とされました。(施行日:令和2年1月1日)
引用:「国民の祝日について」|内閣府

したがって、スポーツの日という意味だけを伝えるのではなく、スポーツを実際に体験して楽しみながら他者を尊敬するための心を育てることが重要なのです。また、保育士も子どもたちとスポーツや身体を動かす遊びを一緒に行うことで、文字通り楽しみながらスポーツの日という祝日を教えることができるでしょう。

一方、口頭だけの説明になってしまうと好奇心を持って聞いた子どもにとっては「ふーん、そうなんだ」のように興味を広げることができなくなってしまいます。とくに保育園に通っている子どもたちは、まだまだ身体も心も伸び盛りなので保育士が好奇心や興味の幅を広げてあげられるようなサポートをしていきましょう。

4.まとめ:スポーツをする楽しさを子どもたちに伝えましょう

今回は「スポーツの日」における由来や意味などの基礎知識から保育士が実際に子どもたちへ教えるときの具体的な方法を紹介しました。

スポーツの日は体育の日と比べて、「子どもを教育」というよりも「スポーツの楽しさを通じて他者を尊重する」という意味に大きく変わっています。この他者を尊重するという部分については、多様性や一人ひとりの個性と向き合うことが重視される日本ではかなり重要な考え方です。

したがって、スポーツの日という祝日をただ単に休みの日として教えるのではなく、子どもたちがスポーツをする楽しさや他の子たちと楽しみながら学べる工夫を保育士としてサポートしてあげてみてください。

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