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食育アドバイザーとは?食育インストラクターとの違いも解説

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子どもが健康的に成長するためには、規則正しい食生活と栄養バランスの取れた食べ物を摂る必要があります。

しかし、専門的な知識がないとなかなか子どもに対して食育をすることができません。

そこで、人気資格の1つでもある食育アドバイザーについて、食育インストラクターとの違いからなぜ保育士が食育アドバイザーを取得するべきかを詳しく解説します。

この記事を参考にして、ぜひ食育アドバイザーの資格取得を目指してみてください。

1.食育アドバイザーとは?

食育アドバイザーという資格は、日本能力開発推進協会(JADP)が認定する食の知識と健全な食生活を実践できるスペシャリストをします。

具体的には栄養学の基礎や身体全体の仕組み、正しい食生活など食についての知識を身につけることができます。

とくに身につけた食の知識は、子どもたちや保護者に対しての食育活動に役立てることができるのです。

さらには、食育に関する知識を備えられるだけでなく、食育活動が行えることの証明できるものでもあります。

ちなみに食育アドバイザーは民間資格なので、受験するために特別な資格などが必要ないのも大きな特徴です。

2.食育アドバイザーと食育インストラクターの違いを解説

食育アドバイザーと似たような資格の1つとして食育インストラクターという資格もありますが、習得できる知識や専門性がまったく異なります。

とくに食育アドバイザーと食育インストラクターの大きな違いは、以下の3点です。

  • 認定期間が違う
  • 資格取得までの期間が違う
  • 資格取得の難易度が違う

よく間違えられやすい資格でもあるので、しっかりと把握しておきましょう。

2-1.①認定機関が違う

まず1つめの違いは、そもそも資格を発行している認定機関が食育アドバイザーと食育インストラクターとでは違います。

食育アドバイザーは、先ほど述べたように一般社団法人日本能力開発推進協会(JADP)が認定機関です。

一方、食育インストラクターは特定非営利活動法人NPO日本食育インストラクター協会が認定している資格になります。

ただし、認定機関が異なっていても食育アドバイザーと食育インストラクターは、子どもたちに食育活動をするためにとても重要な資格だと言えるでしょう。

2-2.②資格取得までの期間が違う

2つめの違いは、資格を取得するまでに必要な期間が違うという点です。

食育アドバイザーの資格を取得するまでにかかる期間は、およそ3ヶ月〜6ヶ月くらいになります。

しかし、食育インストラクターの場合は6ヶ月〜1年くらい必要になるでしょう。

このように資格の取得まで期間が異なる理由は、学習する内容の専門性や身に付く知識が異なるからです。

ただし、上記に記載した期間はあくまでも目安なので、人によってはもっと早く資格を取得することも可能でしょう。

また、食育アドバイザーも食育インストラクターも受講するカリキュラムは、基本的に在宅で学習し修了試験も在宅受験になっています。

つまり、カリキュラムの受講から認定試験の受験まですべてを在宅で受けることができるのです。

2-3.③資格取得の難易度が違う

3つめの違いは、食育アドバイザーと食育インストラクターでは資格を取得するための難易度が異なるという点です。

食育アドバイザーでは、主に以下の内容を身につけることができます。

  • 各食材の栄養学
  • 食事に基づく健康法
  • 食材の正しい使い方と具体的な調理法
  • 食の安全

このように食育アドバイザーは、食育インストラクターと比べると少し初心者向けの資格で、これから初めて食育について学習する人にはおすすめしたい資格ですね。

また、食育インストラクターで身につけることができる主な内容は以下の通りです。

  • 食事のマナー
  • 食育の基礎知識
  • 食と環境問題の知識
  • 食材選びと正しい調理法

先ほども述べたように食育インストラクターは、食育アドバイザーに比べて専門性が少し高い学習内容になります。

そのため、食育アドバイザーの資格だけでも食育活動はできますが、食育インストラクターを取得できればさらに食育の範囲を広げることができるでしょう。

3.食育アドバイザーを保育士が取得するべき理由3つ

子どもたちに食育活動ができるようになる食育アドバイザーですが、わざわざ資格まで取得する必要があるのでしょうか?

ここでは、上記のような疑問に対して食育アドバイザーを保育士が取得するべき理由を解説します。

3-1.子供たちに食文化を正しく伝えられる

食育アドバイザーという資格を取得するべき1番の理由は、子どもたちに日本の食文化を正しく伝えられるということです。

とくに近年では、マクドナルドなどをはじめファストフード店の数も増えており全国で約15,000店舗以上あります。以下が全国のファストフード店の店舗数です。

飲食店チェーンの店舗数ランキング

引用:日本ソフト販売株式会社/【2021年版】飲食店チェーンの店舗数ランキング

ファストフード店だけが原因ではありませんが、食生活が乱れてしまう原因の1つとなっており、子どもの頃から正しい食生活や栄養バランスの取れた食事を心がける大切さを伝えていく必要があるのです。

食に対しての関心やマナーなどを保育園に通っている子どもたちに伝えることは、人間性の教育と同じくらい大切な教育であることも忘れてはいけません。

3-2.食を通じて保護者へのサポートもできる

ここまでは、食育アドバイザーとしての知識を子どもたちに伝えていくことを中心に述べました。

ですが、食育アドバイザーが持つ食育の知識は保護者へのサポートにもなるのです。

たとえば、給食のときに好き嫌いをしている子どもであれば、保護者に家庭での食事状況などをヒアリングして、場合によっては家庭での食事を改善してもらうようお願いすることもできます。

つまり、食育アドバイザーや食育インストラクターなど食育のプロとして資格があれば、その子にとって食がどれほど大切であるかを保護者にも効果的に伝えることできるでしょう。

3-3.保育士として貴重な人材になれる

保育士としての仕事ができることもとても重要ですが、食育アドバイザーなどの資格を取ることでさらに貴重な人材になることができます。

普段の教育に加えて、食を通じての教育もできる保育士は全国的にもそこまで多くはありません。

つまり、食育アドバイザーや食育インストラクターなどの専門性の高い資格を取得していると、キャリアアップや転職をするときにとても有利になるでしょう。

4.食育アドバイザーの資格取得方法

それでは、最後に食育アドバイザーの資格を取得するための具体的な方法をご紹介します。

とくに食育アドバイザーは民間資格なので、そこでも複雑な点はありませんので安心してください。

具体的な資格取得方法は以下のとおりです。

  • 食育アドバイザーのカリキュラムを受講する
  • 認定試験を受ける

ちなみに食育アドバイザーは、すべて在宅で受講および受験ができるのでスキマ時間を利用して資格取得を目指すことができますよ。

4-1.食育アドバイザーのカリキュラムを受講する

まずは日本能力開発推進協会(JADP)が認定している教育機関で、専用カリキュラムを受講する必要があります。

繰り返しになりますが食育アドバイザーの資格取得は、基本的に通信講座になっているのでネットで簡単に申し込むことが可能です。

たとえば、「資格のキャリカレ」などを利用すればインターネットから申し込みをすれば通常の受講料が¥38,600のところ、1万円割引が適用されて¥28,600で受講することができます。

ちなみに受講期間は3ヶ月となっており、すべてのカリキュラムが修了すると認定試験を受験可能になるのです。

4-2.認定試験を受ける

受講講座のカリキュラムがすべて終了したら認定試験を受験しましょう。

食育アドバイザーの認定試験を受けるための要項は以下のとおりです。

【食育アドバイザー認定試験の受験要項】

受験資格 キャリカレなどの教会指定の認定教育機関が行うカリキュラムをすべて修了した人
実施団体 一般財団法人日本能力開発推進教会(JADP)
資格名称 食育アドバイザー資格
試験会場 在宅での受験
受験料 5,600円(税込)
合格基準 得点率70%以上

引用:資格のキャリカレ/食育アドバイザー資格取得講座

ちなみに認定試験に合格すると認定証と認定カードが付与されます。

5.まとめ:食育アドバイザーは子どもの成長をサポートするプロです

今回は、食育アドバイザーの大きな特徴から資格を取得するために必要な具体的手順についてご紹介しました。

食育アドバイザーという資格は、子どもたちの成長を食という観点からサポートできるプロです。

ネット上ではよく「民間資格はあまり意味がない」という文言を見かけますが、全く本質ではありません。

とくに食育アドバイザーは、食育活動を行うことができる「証」になるのでぜひ前向きに資格取得を目指してほしいと思っています。

ただし、資格を取得するときは、なんとなくカリキュラムを受講して取得するのではなく、明確な目的や理由を把握することでとても価値のある資格になるのです。

つまり、今保育園に通っている子どもたちやその保護者たちのサポートを全力でするための手段として、食育アドバイザーはとても重宝される資格と言えるでしょう。

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