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乳児院で働きたい!施設の概要や役割は?仕事内容を詳しく解説します

乳児院は、児童福祉に関する事業を行う児童福祉施設のひとつです。保育士としての就職先に、乳児院を希望する人も多いのではないでしょうか?

しかし、乳児院の具体的な役割や仕事内容を把握していない人もいるかもしれません。そこで今回は、乳児院の施設の概要や役割、仕事内容について詳しく解説します。

1 乳児院とはどんな施設?

乳児院は、単に乳児のお世話をしている施設ではありません。さまざまな事情により、家庭で生活することが困難な乳児を預かり養育する施設です。ここでは、乳児院の概要や入所する子ども達の特徴について解説していきます。

1-1 乳児院の概要

乳児院とは、地方自治体や社会福祉法人が運営する児童福祉施設のひとつです。家庭での生活が困難と判断された、主に0歳~2歳の乳児が入所しています。

乳児院の子ども達は、児童相談所や行政機関、医療機関などにより総合的なサポートを受けながら、24時間施設で過ごします。

出典:全国乳児福祉協会

1-2 乳児院の役割

乳児院の役割は、保護者と暮らせない乳児の保護・養育をすることです。保育園とは違い365日24時間、養育を行っています。保護者としての役割はもちろん、家庭への養育支援も担っているといえるでしょう。

具体的には、入所している乳児が保護者と暮らせるように「保護者への支援」を行ったり、退所後の「アフターケア」を担当したりします。また、少しの間だけ保護者と一緒に過ごすことができない「ショートステイ」や、虐待などの緊急性が問われる「一時保護」も行っています。

1-3 乳児院に入所する子ども達

乳児院に入所する理由はさまざまです。虐待や家族の精神疾患により十分な養育ができない場合や、離婚、経済的困難など家庭によって事情は異なります。保護者の入院により短期入所する子どももいれば、保護者の死亡により家庭に戻ることができない子どももいます。さまざまな背景から「安心感を与えられるように」愛着関係に配慮しながら養育します。

しかし乳児院は、基本的に乳児を対象とした施設です。退所後は家庭に戻ったり、里親や養子縁組の制度を利用して、新しい家庭に引き取られることもあります。そのまま児童養護施設へ措置変更となる子どもも多いようです。

2 乳児院で働くためには?

保育士になり、乳児院で働きたいと考えている人も多いのではないでしょうか?そこでここからは、乳児院で働くための資格や方法について詳しく解説していきます。

2-1 乳児院で働くための資格

乳児院では、ざまざまな資格を持った職員が働いています。児童福祉法では、乳児院に配置すべき職員として、以下のように定めています。

  • 医師又は委託医
  • 看護師
  • 保育士
  • 児童指導員
  • 栄養士
  • 調理員
  • 個別対応職員
  • 心理療法担当職員
  • 家庭支援専門相談員

出典:最低基準等及び措置費における職員配置基準について(厚生労働省)

上記の配置基準を見ても、保育士の資格があれば乳児院で働けることが分かります。保育士の資格がなくても「指定の大学や大学院を卒業」「児童福祉事業に従事して実務経験を積む」ことで児童指導員任用資格を得て、乳児院で働くことも可能です。

2-2 乳児院で求められる人材

乳児院では、保育園とは違いたくさんの能力を求められます。乳児のお世話だけでなく、保護者のサポートや各サポート機関との連携、医師や支援員とのコミュニケーションなど、その仕事は多岐に渡ります。

保育園での勤務経験や、看護に関する知識や資格を求められる場合もあります。また、乳児院は24時間体制であることから、泊まり込みの勤務への対応が条件になることが多いようです。

2-3 乳児院と児童養護施設の関係

児童養護施設とは、児童福祉法41条で「児童養護施設は、保護者のいない児童(乳児を除く。ただし、安定した生活環境の確保その他の理由により特に必要のある場合には、乳児を含む。以下この条において同じ。)虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設とする。」と定義されています。

乳児院を退所し、家庭復帰が見込めない子ども達は、そのまま児童養護施設へ措置変更になります。乳児院と児童養護施設を同じ自治体や社会福祉法人が運営している場合が多く、乳児院を希望して入職したにも関わらず、児童養護施設へ転勤になるといった事例も少なくありません。乳児院でのみ働きたいと考えている場合は、転勤があるかチェックしておきましょう。

出典:社会的養護の施設等について(厚生労働省)

2-4 乳児院での実習やアルバイト

乳児院は、保育士になるための実習先として選ぶことができます。保育園や幼稚園の実習と違い、泊まり込みで早朝から深夜まで乳児院の生活を体験できます。乳児院への就職を考えている人は、希望してみてはいかがでしょうか?

また、卒業後でも見学やアルバイトとして体験することができます。実習やアルバイトからそのまま採用になるケースもあるので、積極的にチャレンジしてみましょう。

3 乳児院での具体的な仕事内容

乳児院では24時間、子ども達のお世話をしています。もちろん、夜勤の担当であれば夜泣きに対応することもあります。具体的な仕事内容や、スケジュールについて簡単に説明します。

コドモ部屋で歯を磨く時間

3-1 乳児院での1日のスケジュール

乳児院によって、勤務スケジュールは異なりますが、おおむね以下のようになっています。

子ども達の様子 職員の仕事
7:00 起床・着替え 朝食やミルクの準備、日勤との引継ぎ
8:00 朝食・ミルク 食事の介助、絵本や遊びの提案
10:00 おやつ・ミルク・遊び おやつやミルクの準備、洗濯や掃除
12:00 昼食・ミルク 昼食の準備、食事の介助
13:00 お昼寝 寝かしつけ、事務作業
15:00 起床・おやつ・ミルク おやつやミルクの準備、介助
16:00 遊び 絵本や遊びの提案、夕食・入浴の準備
18:00 夕食・ミルク・入浴 夕食の介助や入浴介助
20:00 就寝 就寝準備、寝かしつけ
事務作業、夜勤との引継ぎ

入所児により異なりますが、0歳児は適宜オムツ交換や抱っこをしているので手が空く時間は少ないようです。洗濯や掃除、雑務も行っているため、本当のお家のように家庭的な雰囲気で過ごします。

日中には、保護者の面会や各機関との打ち合わせが入ることもあります。夜勤帯では、書類の仕事だけではなく、行事の準備や夜泣きの対応、呼吸チェックなどが行われています。

3-2 乳児院で働くやりがい

乳児院で働くやりがいは、何と言っても子ども達の親代わりをすることではないでしょうか?時には、保護者と入所児の関係に悩んだり、命を預かる責任を感じることもあります。

しかし、保護者と離れて不安を感じている入所児の心のケアを行い、信頼関係ができた時の喜びは大きなやりがいといえるでしょう。

3-3 乳児院で働く大変さ

乳児院で働くには、大変なこともたくさんあります。24時間子どもを預かる責任はもちろん、保護者への働きかけなど親子関係への責任もあります。保育園に通う子どもより、病気や障害をかかえた子どもの割合も高いことから、精神的な負担も考えられるでしょう。

子ども達にとって乳児院は、安心できる我が家でなければなりません。そのため、生活に関する雑用も多く、仕事とプライベートの区別がつかなくなることもあります。

4【Q&A】乳児院に関するよくある質問

乳児院で働くことについて、よくある質問をまとめてみました。ぜひ、参考にしてみてください。

4-1 Q:乳児院で働きたいのですが志望動機に悩んでいます

A:実習やボランティアで感じた気持ちを伝えましょう

乳児院は保育園や幼稚園と違い「訪れたことのない人が多い施設」といえます。行ったこともない施設を志望するのは、どうしても説得力に欠けてしまいます。

乳児院での就職を希望する人は、まずは実習やボランティアとして経験を積みましょう。

「親代わりとして、愛情を注いであげたい」など、そこで得た気持ちがそのまま志望動機として記載できると思います。

4-2 Q:乳児院の募集は多いですか?給料はどれくらいですか?

A:求人数はそれほど多くはなく、お給料などの待遇は一般の保育園とあまり差はありません。
乳児院は施設数が少ないことから、求人数も少ない傾向にあります。

お給料は、運営元や施設によって異なります。しかし、乳児院の場合は夜勤手当や宿直手当などが加算されるため、基本給よりも多くなるようです。

4-3 Q:乳児院でパート・アルバイトとして働けますか?

A:働けます

パートやアルバイトを募集している施設もあります。職員が手薄になる時間帯での募集が多いようです。早朝勤務や、夕方から夜の変則勤務を求められる場合があります。また、同じ系列の児童養護施設へ配属されることもあります。条件をしっかり確認しておきましょう。

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